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歯科医師会年間行事

お⼝のケアとウイルス感染予防について

一般社団法人 犬山扶桑歯科医師会

2021年6月1日

令和3年6月6日(日)に開催を予定しておりました「春の歯と口の健康センター」について新型コロナウイルス感染症拡大の状況を考慮し、やむなく中止とさせていただきます。

ウイルスは、口からも感染します。感染にはウイルスが粘膜に付着し、そこから粘膜細胞内に入り込む必要があり、歯周病菌が産生する「酵素(プロテアーゼ)」がその手助けをしていることがわかっております。お口の中が不衛生となり歯周病菌が増えてしまうと多量の酵素が産生され、これが粘膜を傷つけて、より多くのウイルスが体内に侵入してしまいます。

また、お口の中の細菌が増えると、飲み込んだときに細菌が肺に入りやすくなり、体の抵抗力が落ちている方は、誤嚥性肺炎を引き起こします。そのような時に同時に新型コロナウイルスに感染してしまった場合には肺炎がより重症化するといわれております。

お口の中を細菌が少ない、より良い健康な状態を維持していただくためにも歯科医院への継続的な受診が大切となります。歯科医院にてお口の専門的ケアを行い、お口の中の細菌を減らすことは、ウイルス感染の重要な予防策となるとともに、万が一感染してしまった場合にも肺炎重症化の防止において重要な役割を果たします。

犬山扶桑歯科医師会会員の歯科医院では、新型コロナウイルス感染症が問題となる以前より飛沫対策、感染予防策に努めており、より安心安全な環境で治療を受けることができます。

~新型コロナウイルス感染症予防の新しい基本~
ワクチン、マスク、手洗い+口腔ケア